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第4回 お茶の水 耳鼻咽喉科科眼科セミナーを開催

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平成29年10月31日に井上眼科病院さんとの合同の勉強会である「第4回 お茶の水耳鼻咽喉科眼科セミナー」を、耳鼻咽喉科と眼科双方の症状がある疾患をテーマに開催しました。

耳鼻咽喉科

熊川 孝三 先生

耳鼻咽喉科疾患については、赤坂虎の門クリニック 耳鼻咽喉科にご勤務で、神尾記念病院においても非常勤として週に一度の診療を担当されている熊川孝三先生に「耳と眼の症状を引きおこす遺伝性疾患 -遺伝子解析がもたらすインパクト-」と題したご講演を頂きました。

熊川先生は、遺伝子検査の結果によって難聴の正確な原因が分かり、適切な治療の選択が可能となること、症状の進行具合や合併症の予測ができ、時には悪化予防にもつながることなど、遺伝子検査の必要性について、症例提示と併せて説明されました。

次いで、幼少期に高度感音難聴、思春期に視覚障害を発症するUsher症候群をはじめ、Waardenburg症候群、Goldenhar症候群、骨形成不全症など、耳と眼の症状を引き起こす疾患の症状とその治療について、説明されました。

そして、遺伝子検査の結果だけを伝えるのではなく、難聴は治すことができる疾患であり、その治療戦略を考え、上手に患者さんやそのご家族にカウンセリングすることが重要であると結ばれました。

眼科

菅原 道孝 先生

眼科疾患については、菅原眼科クリニック院長で、井上眼科病院では非常勤医師としてぶどう膜外来を担当されている菅原道孝先生が「全身疾患と眼 Vogt-小柳-原田病について」と題した講演をされました。

菅原先生は、Vogt-小柳-原田病とは、全身にあるメラニン色素細胞に対する自己免疫疾患で、メラニン色素の多いぶどう膜、毛髪、皮膚、内耳、髄膜などに炎症を起す疾患であること、その症状と検査、症例報告を交えた治療法などについて説明される中で、耳鼻咽喉科的には初期症状で感音難聴、耳鳴、めまいを発症するケースもあること、診断が難しい症例に対しては聴力検査を行うことなどに触れられました。

また、網膜色素変性症と感音難聴を合併する疾患として、熊川先生が解説されたUsher症候群のほか、ムコ多糖症(Hurler症候群、Hunter症候群)を挙げられました。