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第25回 日本耳科学会総会・学術講演会で発表

平成27年10月7日から10日にかけて長崎県の長崎ブリックホールに於いて開催された、第25回 日本耳科学会総会・学術講演会に、石井賢治医師、田中健医師、比野平恭之医師、林賢医師の4名が出席し、一般演題の発表やパネルディスカッションの司会を行いました。

難聴を主訴に受診した耳垢腺腫の1例(石井医師)

発表中の石井医師

石井医師は「難聴を主訴に受診した耳垢腺腫の1例」と題した発表を行いました。

石井医師は、耳垢腺腫は外耳道に発生する稀な疾患で、耳掃除の際に気づいて受診することが多いが、本症例が受診に至ったのは片側の聴力の悪化を自覚したことによると説明しました。

そして、本症例には外耳道を塞ぐ腫瘤が認められ、これが聴力悪化の原因であり、局所麻酔下に切除術を施行し、病理組織診断で耳垢腺腫と判明したこと、術前・術後の聴力検査で約20dBの改善が見られたこと、術後1年以上経過後も再発は認められないことなどを説明しました。

最後に本症例は高齢の方だったため、耳鼻咽喉科医が診察しなければ加齢性難聴として見過ごされていた可能性があるが、稀にこのような疾患があることを念頭に置いて診察にあたるべきであると結びました。

慢性中耳炎に対するinlay法による鼓室形成術の手術成績(田中医師)

発表中の田中医師

田中医師は「慢性中耳炎に対するinlay法による鼓室形成術の手術成績」と題した発表を行いました。

田中医師は、過去5年間に当院で行った慢性中耳炎に対する鼓室形成術初回例の中で、1年以上経過を追うことができた294耳について分析を行いました。

その結果、鼓膜穿孔閉鎖率は95.9%、日本耳科学会の判定基準に基づいた聴力改善率は86.7%であったと報告しました。

最後に、鼓膜穿孔閉鎖率、聴力改善率ともに他家の報告と比べ遜色なく、また、術前の鼓膜穿孔の大きさは、鼓膜穿孔閉鎖率や聴力改善率に影響しないと考えられたと結びました。
また、比野平医師は「手術診断パネル」の司会を行ったほか「鼓室形成術習熟への取り組み」と題した発表を、林医師は「内耳感覚細胞死・細胞老化におけるAtg7とp62の機能」と題した発表をそれぞれ行いました。
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