グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



第24回 職員研修会を開催

このページの目次


平成26年6月19日に東京・市谷のアルカディア市谷に於いて、第24回 職員研修会を開催しました。

本会は毎年6月に職員全員参加を基本として行っているもので、内容は、当院院長の講話の後、外部からお招きした講師の方々に、耳鼻咽喉科領域をテーマとした学術講演、医療安全や院内感染など医療行為に付随する諸問題への対策などについてご講演を頂いています。

医療安全対策

宗像 雄 先生

医療安全対策では、一昨年に続いて医療に関する案件を多数手がけられている弁護士の宗像 雄 先生にご講演頂きました。

宗像先生は、法律の観点から真の医療安全とは医療従事者が最善を尽くし、それでも残るリスクを医療従事者からの説明によって患者が引き受ける(=インフォームドコンセント)という意味であること、医療従事者に対して命じられている注意義務とは、患者さんに対し「重大な結果を発生させない」ことではなく、「発生を回避するための適切な措置を講じること」であること、裁判に於いてその注意義務違反の判断基準となる『医療水準』には、医薬品・医療機器の添付文書(能書)・取扱説明書に記載されている用法・禁忌などの内容が一番の根拠として用いられることなどをご説明されました。

学術講演

大久保 公裕 先生

学術講演では日本医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授の大久保公裕先生に「スギ花粉症の舌下免疫療法」と題したご講演を頂きました。

大久保先生は舌下免疫療法が考案・開発された経緯を説明された上で、皮下免疫療法と舌下免疫療法を対比し、痛みがなくアナフィラキシーを起こす可能性が低い反面、自宅で治療を行う舌下免疫療法は、患者さんの治療への理解が非常に肝要であるという利点と課題、同療法を2シーズン行うことで、くしゃみ・鼻汁・鼻閉・眼の痒みの諸症状が改善される可能性が高く、薬剤の使用量(頻度)も軽減され、多くの患者さんにQOLの向上が期待できることなどを説明されました。

次に、治療を行うにあたっての注意点として、スギ花粉症のほかに複数のアレルゲンを持つ患者さんに対しては、効果は得られるが副作用も出やすくなると予想されること、花粉の飛散時期には新たに投与を開始しないこと、また、初回投与時は医師の監督下で十分な観察を行うことなどを挙げられ、用量・用法や禁忌についても解説されました。

そして最後に、今後は更に効果の高いワクチンの研究開発に発展させたいと結ばれました。