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耳鼻咽喉科の高度専門病院 医療法人財団 神尾記念病院 Kamio Memorial Hospital Foundation |
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耳鼻咽喉科領域には、聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚などの感覚器や発生装置など、重要な機能を持った器官がたくさんあります。また、脳、眼などに近いという位置的な関係からも、耳鼻咽喉科領域に発生した腫瘍は、進行すると、永久的な機能障害さらには生命をおびやかす場合も少なくありません。 ●喉頭ガン 全身の悪性腫瘍の中で2%、耳鼻咽喉科領域の悪性腫瘍の中で1/4を占めます。男性の喫煙者に多く発生し、男と女の比は10対1、しかもヘビースモーカーほど発生率は高いという報告があります。 ●鼻・副鼻腔ガン 喉頭ガンと同じく、耳鼻咽喉科領域のガンの1/4を占めます。副鼻腔の中の上顎洞から発生するものは上顎ガンと呼ばれ、骨に囲まれている空洞のため発見が遅れがちです。片方だけの鼻づまり、鼻出血などが初期症状として認められます。 ●舌ガン 舌の側面に発生することが多く、早期から痛みがくることがあります。舌にしこりや潰瘍(凹み)があって治りにくい場合、専門医に相談する必要があります。最も発見しやすいガンの一つなのに、何ヵ月も放置してから受診する患者さんが多いのは残念です。初期の内なら、手術や放射線で治ります。舌は、半分位切り取っても機能的にはそれほど問題は残りません。 ●咽頭ガン 咽頭は、上咽頭、中咽頭、下咽頭に分かれています。そのいずれからもガンは発生しますが、上咽頭ガンは東南アジアでは非常に多く、日本でも南方ほど発生率が高いといわれ、ある種のウイルスとの関係が注目されています。咽頭ガンは症状が出にくいため発見は遅れがちです。のどの異物感、出血などがあれば注意して下さい。 ●頚部リンパ節腫脹 両側もしくは片側の頚部のリンパ節が腫れる場合、頸から上のどこかに強い炎症か腫瘍がある可能性が考えられます。それは、頭部、顔面のリンパ液の流れはすべて頚部に集まるからです。無痛性で動きの悪い頚部のリンパ節の腫れが徐々に大きくなるようなら、早めに専門医に診てもらった方がよいでしょう。頚部のリンパ節から発生するガンはまれなので、それより上のどこかに原発巣が存在する可能性が大きいのです。そのような場合、頚部リンパ節だけを取っても問題は解決されません。 その他、耳鼻咽喉科領域には、唾液腺、甲状腺、まれに中耳などからも悪性腫瘍が発生します。いずれにしろ、何か異常に気付いたら、迷わずに耳鼻咽喉科の専門医を受診することです。自分はガンではないかと気をもんで来院される患者さんのほとんどは、実際はガンではありません。それをはっきりさせれば、気分的に楽になれますし、例えガンであっても、早期なら十分に治し得ることを頭に入れておいて下さい。 |
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