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真珠腫性中耳炎


進行すると顔面神経麻痺やめまいを引き起こす、危険な中耳炎

中耳は外耳道(耳の穴)を通ってきた音を、鼓膜と耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)を介して内耳に伝える役割を持っています。
真珠腫性中耳炎は、何らかの原因で凹んでしまった鼓膜に、老廃物である皮膚のかすが溜まり真珠色の塊ができます。
この塊は耳小骨や中耳の骨壁等を破壊しながら増大する性質を持っています。
「腫」という文字はありますが、腫瘍や癌と関係はありません。

真珠腫性中耳炎の症状

初期の症状としては、難聴、耳が詰まった感じ、耳の穴から分泌物(耳だれ)が出ます。
真珠腫が増大して奥に進行すると顔面神経を障害し、顔面神経麻痺を起します。
内耳まで進行すると、音を感じる神経(聴神経)や体のバランスの神経を障害し、高度な難聴や激しいめまいを引き起こします。
ひと昔前までは、脳まで進行し、髄膜炎や脳膿瘍といった重い合併症を引き起こすこともありました。

真珠腫性中耳炎の診断

鼓膜の状態を観察して真珠腫の有無を確認し、CTやレントゲンなどで真珠腫の大きさや進展度を調べ、聴力検査やめまいの検査で内耳に至っていないかを調べます。

真珠腫性中耳炎の治療

真珠腫を完全に摘出するため、鼓室形成術という手術を行います。
鼓室形成術とは、真珠腫を摘出し、真珠腫によって破壊された耳小骨の代わりに、軟骨などを用いて音の伝わる仕組みを再建する手術です。

真珠腫性中耳炎は、放っておくと前述のような重大な障害を起こす危険性があるので、見つかり次第手術をすることが原則です。
また再発の可能性もあるため、術後も最低5年は経過観察のために受診する必要があります。

耳の手術



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